大手携帯電話会社各社では政府が推し進めるスーパーフライデー制度に対応して自社が取り扱う携帯電話の契約者に金曜日に使用できる無料のクーポンを配信するサービスを行っています。クーポンの対象品目も牛丼やアイス、フライドチキン、ドーナツなど多彩で、月ごとにクーポンの品目が更新されるなど何かと飽きが来ない仕組みとなっています。
このクーポンはセブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどの大手コンビニ各社の店舗が対応していますが、私の住んでいる地域にはこのクーポンに対応している店舗が少なく、少々不便に感じています。スーパーフライデーがTVニュースやWebなどで盛んに喧伝される中、何故無料クーポンの配信という投機的なキャンペーンの実施に踏み切ったのだろうと疑問を覚え、私なりに幾つか理由を考えてみました。
まずはスーパーフライデーに協賛した大手コンビニ各社の存在です。これは個人消費を喚起する上で全国展開しているコンビニ各社に協賛を取り付ける事で特にこのキャンペーンの狙いである金曜日午後の来客数を大幅に増加させると同時にコンビニとのタイアップにより携帯電話会社各社のイメージアップに繋げ、業種は異なりますがスーパーフライデー対象商品+αのような形での収益の増大を目論んでいる事が理由の1つと私は見ています。しかし、仮にこの企画が空振りに終わればたとえ体力ある大手企業であってもかなりの痛手を受ける事は免れません。そういった事態を回避するには、頻繁に来店するリピート客を増やし、食品にしろ化粧品にしろ、客にとって魅力的な商品を常時揃えて置く事が前提条件と言えます。その点で大手コンビニチェーンであればこの程度の条件のクリアはさほど問題にはならないはずですし、この点はタイアップする携帯電話会社も同様です。やはり大手企業同士の提携と言う事もあり、互いに高い収益を恒常的に確保できる点と、企業としてのイメージの良好さサービスの間口が広さ、取り扱う商品のブランド化や人気商品の販路拡大に力を入れるなど競合する他社との差別化を進め、競争著しい中での生き残りを図ろうとしているのではないかと考えられます。

スーパーフライデーはまだ始まったばかりの実験的性格の強い企画ですが、どんどんと協賛イベントを発信して魅力あるサービスとなって欲しいと願います。